さざれ場LT_①

先日(2023/10/26)さざれ場というイベントにてライブを行いました。

(ライブ映像はこちら)

youtu.be

2023/12/03のさざれ場ミートアップイベントのLTでは、ライブで使用した「白い絵本」という曲についてお話ししました。


funyafunya(以下ふにゃ):funyafunyaです。

ふにゃ:世界を作る要素を言葉の意味付けと音の意味付けの二本立てでお話します。

ふにゃ:今回の絵本は19歳の時の私が、自分の世界に入り込んでいる幼い子を演じるような言葉を選んでいます。

これは2010年の旧Twitterで、自分の世界に入り込んだように演じていたものです。

ふにゃ:続いて絵本を作る意味です。

当時、この絵本はある女の子へ向けた言葉から着想を得て物語を作りました。

”穴ぼこ”みたいな暗い面も”水玉”みたいに変換して考えるなど、あの子に希望を持って欲しくて作りました。

(LTでは紹介しなかった細かな意味もこちらでは記録して置きますね、*私的解釈です)

”ひみつよ ひみつよ
きみとぼくはあの子なの”

ひみつよ 君も僕もあの子になり得るの

”ほら
あの
穴ぼこのおはなし .
どこを見ても
ドット柄だった頃よ”

落とし穴のような暗い面のお話、同化が沢山あった頃よ

”あの子も
水玉が好きと
いっていたでしょ?
食べちゃいたいくらい好き!って
いつもまるい指輪をなめてたわ
困った子.”

草間彌生さんって水玉を描くアーティストがいたでしょ?体にも水玉描いたりしてる人。(私も同じ病気を持っているの。)私が彼女だったらきっとこうすると思うわ、でもきっと周りは困ってしまうと思うの

(幼い子が一人でおままごとをしているような場面)

あの子 ね、
とろけたチーズにフォークの穴を沢山
つくるのが好きなの.
そこに小さな小さな
ろうそくを立てるんですって.
そっと

チーズみたいなとろけた思考に穴を開けるのが好きなの。そして消えた思考を小さく供養して あの子を照らすの。

”ときどきね
透明な丘にのぼることがあるの.
あの子?
あの子はねころんであくびばかりしていたわ.
だからね
次はこんぺい糖じゃなくて
まるい飴玉を持っていくって
約束したの.”

時々何も考えられなくてぼんやりしてしまうの、あの子から見たら退屈だよ

だからトゲトゲしたすぐ消えてしまうコンペイ糖じゃなくて、ずっと食べていられる丸い飴玉を約束したの。

(あの子に次に会う約束をしたかった)

”銀色の息、あしに生えた羽
どうしよう どうしようって
あのとき地面がミントグリーンだったの 覚えてる?
(実はね、このあいだ金色のなめくじをみつけたの!)”

人を傷つけてしまいそうな時、足元が不安定でぐらぐら

どうしようって困ってパニックになった君に

ハーブティーやいい香りを思い出して。一呼吸おいてね

(なめくじは食べたものの色の糞をするの、でも体が金色って金の糞が出ると思う?ちょっと喜んじゃったの内緒!)

”きのうね
虫食い穴に頭をぶつけたの.
だって ちょうどいい穴だったんだもの
かいじゅうになりたいな、、
なれるかな?
____________”

過去のことね

虫が葉をむしゃむしゃするみたいにODして頭がおかしくなったの

かいじゅうになりそう。

かいじゅうだったら暴れてもおかしくないかな?

”空の上を
大きな影が通りがかった
僕はついていくよ
めを出してはいけない世界なんだ
寂しくない 寂しくない。
いつもの朝と 同じ夜
あの子のために
ふにゃふにゃ ふにゃふにゃ”

僕よりもっと大きな存在の気配だけが近づいた

ついていくのはいつもの僕じゃないんだ

手を出してはいけない世界なんだ

寂しくないなんて嘘、必死にあの子に言い聞かせているの

いつもやってくる朝と同じようなただの夜だよ

あの子のために

ふにゃふにゃ ふにゃふにゃ

(目の前の人のことを考えながらふにゃふにゃ喋る人って好きだから)

”あの子の内側も
穴ぼこだと気づいたのは日曜日
布団のなかで こっそり
手を握りかえして
あの子のために
手紙をかいたの”

何か大切なことを忘れていた気がする

だけどあの子が布団の中で手を握ってくれたの覚えてるから

あの子に手紙を書くよ

(日曜日は大体みんな休日で何か大事なことを思い出したりするの)

”いつの間にか
君の隣に僕の靴があって
遠い星の裏にも
君の靴があるって
足に羽が生えたあの子も知っていたよ。
大丈夫、
穴ぼこはありがとうのためにあるものよ。
いつでもおいで
待ってるね、”

気付いたら

隣を歩いていたり、もしかしたら宇宙にだって

君の足跡を残すことがあるのかもしれない

そう、あの時不安定な足元だったあの子だって

羽が生えたように飛び回れるのをどこかで知ってる

だから大丈夫、

同化も暗い面もきっと感謝できるようになるから

落ち込んでも元気でいてもいつでもおいでね

君を思っているよ

 

ふにゃ:この詩で私が伝えたいことは2つあります。

ひとつは、壊れかけていても病んでいても、その穴ぼこはきっと感謝できるようになるのではないかなということ。

もう一つは、穴ぼこがあっても大丈夫、安心してほしいという思いです。

 

音の意味付けに続きます。

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